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​● ドナルド・フェイゲンの手紙

I.G.Y.Donald Fagen
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​ 1982年末に発表された「Night Fly」。このアルバムはその2年ほど前にリリースされ世界中から絶賛されたスティーリー・ダンのラストアルバム「ガウチョ」の話題の余韻がまだ残る時期にバンドオリジナルメンバーでリーダーの「ドナルド・フェイゲン」が出したソロ第一作。
 レコーディングのクオリティの高さでも屈指の環境であるN.Y., Village Recorders, L.A. and Automated Sound, N.Y.で録音された本作は、音質だけでなく各楽曲の素晴らしさも相まってスティリー・ダンのファンだけではなく、世界中のロックファンの耳目を独占するヒットを記録した。
 スティーリー・ダンのデビューアルバム「キャント・バイ・ア・スリル」以来ずっとファンだった自分がこのアルバムを聴き込んで直ぐにあまりの素晴らしさに思わず書いて送った賞賛のファン・レターに対して何と本人からの返信が'83年に来た。勿論、宝物として現在も額に入れて部屋に飾っている。
 このアルバムはとにかく音質の高さが際立っていて、世界各国のコンサート会場のP.A.(音響 )スタッフがモニター調整する時に流すソフトとして定着していた時期があるほどだった。また、近年では5.1chサラウンド化され、更に素晴らしい環境で楽しめる様になった。
 それから約10年後にウォールター・ベッカーと共に来日した際には、代々木までライブを聴きに行った。
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